「紀州のドンファン」と呼ばれた野崎幸助さんが2018年5月に急性覚醒剤中毒で急死するという、不可解な事件がありましたよね。
当初から
- 夜自宅で倒れた時、家にいたのは2人だったんだから犯人は家政婦か妻しかいないだろう
- 新婚の嫁が家に寄り付かないって怪しすぎる
という風に、野崎幸助さんの身近な女性2人に疑惑がかけられていました。
事件から3年後の2021年4月にやはりというべきでしょうね、元妻の須藤早貴容疑者が逮捕されました。
2人は事件の3か月前に結婚したばかりの新婚カップルだったそうです。
家族を突然亡くして取り乱したり憔悴するどころか葬儀にはサングラス姿で参列し、葬儀の直後にもスマホをいじり悲しみの色一つ見せない、そもそも野崎幸助さんの住む自宅には寄り付かなかったとか。
2019年にフジテレビ系列で放送されたドラマ「後妻業」がありました。
これは、今回と同じように資産家の独身男性に近づいて入籍し遺産を狙うという内容でしたが、主人公の小夜子(木村佳乃)には心がありました。
確かに資産家の老人を狙っている部分だけを見ていると小夜子がとても憎たらしいのですが、後妻業で手に入れたお金は全て児童養護施設に寄付していたのです。
そして一番大きな違いは、殺人もしていないという。
直前に野崎幸助さんの愛犬も試験的に殺していたようなの命を軽く見るのは人間だとは思えません。
元妻の須藤早貴容疑者は子供の頃からわがままで、親や学校の先生に注意をされたこともあるし自覚もあったそうです。
今回の報道で小学校5年生の時の作文が公開されてましたが「自分のわがままを通してしまった」「わがままをなおせない」と。
大人になっても自分のやりたいことが一番で、周りへの配慮どころか殺人までしてしまう人格が信じられません。
毎月100万円のお手当をもらっていたそうですが、逮捕されてパトカーで連行されるときにGUCCIの紙袋を持っていたように見えました。
毎月100万円をもらい、それだけでは満足できずに13億円という遺産まで狙っていたとは、彼女のお金への欲は尽きないのですね。
野崎幸助さんご自身も女性関係が派手で女性へのお金の使い方に問題はあったようですが、それが命取りになってしまうとは…
家庭内のことなのでなかなか証拠があがらなかったのかもしれませんが、3年の月日を超えて逮捕に至った和歌山県警の執念も感じました。
そして、被害者のご冥福をお祈りします。